NATURE TECHNI COLOUR MONO
4000年以上前から世界各地で栽培されている豆。奈良時代に日本に入って来たとされ、さやが空に向かってつくので「空豆」、蚕のまゆに例えて「蚕豆」などと書く。若い豆をゆでるか、さやごと焼いたものは初夏の味覚として人気があり、完熟した豆も煮豆などに利用する。豆の端の黒い筋は「お歯黒」と呼ばれ新鮮なものは色が薄い。
ダイズのなかで黒、あるいは濃い紫色の豆をつける品種をまとめて黒豆、または黒大豆と呼ぶ。黒く見えるのは種皮にアントシアニンという色素を多く含むためで、栄養素的にはほかのダイズと変わりない。主に煮豆にし、おせち料理には欠かせない一品。代表的な品種は近畿地方などで採れる丹波黒で、粒が大きく味もよい高級品。
さやの中の豆だけを食用にする実エンドウと呼ばれる品種群のうち、豆が熟す前のやわらかい時期にさやから取り出したもの。独特の青臭さはヘキサナールという成分による。缶詰や冷凍品が多いが、旬の春から初夏にはさやつきも出回り栄養価はずっと高い。空気に触れるとすぐに皮が固くなるので、調理する直前にさやから出す。
世界中でもっとも栽培されている豆。東アジア原産と言われ、日本では縄文時代には栽培されていた。タンパク質を豊富に含む「畑の肉」と呼ばれるすぐれた食材で、豆の組織が固いため、さまざまな加工品を作る技術も発達した。現在、国産大豆の約半分は豆腐に加工される。また、印刷インクなど工業製品の原料への利用も多い。
くちばしのような突起があり、形がヒヨコの頭に似ている豆。日本では栽培されておらずメキシコなどから大型の品種が輸入されている。最近では、スペイン語の「ガルバンゾー」という名前でも知られている。乾燥した豆をゆでて食べたり、スープや煮込み料理、サラダなどの食材に使ったりすることが多いほか、産地では飼料にする。
縄文時代から知られていた豆で、漢字の通り「しょうず(小豆)」とも呼ばれる。豆の赤い色には神秘的な力があるとされ、儀式や、お赤飯など特別な行事の食事に利用されてきた。日本では、北海道が主な生産地。日本人の食習慣には欠かせない豆で、なめらかな舌触りと適度に煮崩れすることから、あんやお菓子の原料となる。
アメリカから導入されたインゲンマメの品種で、主に北海道で栽培されている。豆のへそを中心に黄褐色のトラのような模様があり、他の部分は白いのが大きな特徴。煮豆に最適で、やわらかくて煮えやすく、粘りがあって味もよいことから「煮豆の王様」と呼ばれるほど。高級菜豆(菜豆はインゲンマメの別名)として人気がある。
インゲンマメとは別種の、ベニバナインゲンの豆を花豆と言う。名前の通り大きな美しい花を多数咲かせることから、江戸時代に日本に移入された当初は観賞用に栽培されていた。赤い花をつけ、赤紫色に黒い模様が入った豆は紫花豆と呼ばれる。大粒で煮崩れせずにほくほくした食感があり、甘納豆や煮豆に加工されることが多い。
インゲンマメの種皮が白い品種の総称で、手亡、大福豆、白金時などがあるが、白花豆という名の白い豆は、ベニバナインゲンという別種。癖のない味と色を生かして、和菓子の白あんや煮豆などに使われることが多い。なかでも甘納豆の需要が高く、また関西・九州地方ではおせち料理に白インゲンの豆きんとんを作ることも多い。
未熟な状態で収穫したダイズで、えだ豆専用の品種が栽培されている。枝付きで扱われることも多いため「枝豆」と呼ばれ、枝に残っている葉やさやが緑色で産毛が立っているものが新鮮。塩ゆでで食べるほか料理に使い、東北の郷土菓子「ずんだ餅」のあんは、えだ豆をすりつぶしたもの。完熟のダイズにはないビタミンCが多い。
エンドウのうち、未熟でやわらかいさやごと食べる品種の総称。豆が小さくて平たいキヌサヤや、豆が大きくなってから食べるスナップエンドウなどいろいろな種類がある。さやがきれいな薄緑色のものが新鮮で、キヌサヤは豆が小さいものを選ぶ。キヌサヤの漢字名の「絹莢」は、さや同士が触れ合う音を絹ずれの音に例えたもの。
「隠元」という僧が日本に伝えたと言われることから名がついた。非常に多くの品種が栽培され、熟す前の若いさやごと食べるものと、完熟した豆を食べるものとがある。さやを食べるサヤインゲンは、成長が早く年に3度収穫できるという意味で「三度豆」の別名をもつ。さやが緑色で、豆の形が外からはっきりしないものが新鮮。
発売日:2012年7月下旬 原型制作:KOWkowmark 企画総指揮:佐藤純也
形もサイズもそっくりすぎるマメシリーズ!プルプル素材と固い素材を使い分けて触感まで完全再現!小さいマメは5粒入り。誤食注意!!
test