NATURE TECHNI COLOUR MONO PLUS
ダイオウイカよりもさらに巨大であるともいわれる世界最大級の無脊椎動物。ダイオウイカとは巨大なイカという点で共通しているが、分類学上は近縁ではなく、特徴的な違いは触腕の鉤爪である。南極海周辺の深度2,000mの深海域に棲息し、深海棲の大型のイカや魚を餌にしていると考えられる。天敵はマッコウクジラとされ、その皮膚には巨大イカ類を捕食したときに鉤爪によって付けられたと見られる円形の傷痕が確認されている。体には浮力を得るための塩化アンモニウムが大量に含まれるため、身には独特のえぐみがあり、食用には適さない。
シーラカンス目は白亜紀(約6500万年前)以降の地層から化石が見つからなかったため、長い間絶滅したものと考えられていたが、1938年に南アフリカ沖で現存種の存在が確認され、世界中の生物学者を非常に驚かせた。その後1997年にインドネシアでも新たな個体が発見され、DNA解析の結果別種であるとされた。全体に茶褐色をおびているのが特徴で、体色以外には大きな違いは無いとされている。
世界最大の等脚類でダンゴムシやフナムシの仲間。成長すると体長50cm近くになり、体重は1kgを上回る。生息域はメキシコ湾や大西洋周辺の深海底。沈んだ魚の死骸や衰弱した生物など、何でも食べるため「海の掃除屋」とも呼ばれるが、実際は腐ったものは食べない。和名の「大王具足虫」は、鎧・兜を意味する「具足」に似た背甲を持つことからつけられた。
外見はマンボウに似ているが、マンボウの仲間ではなく、リュウグウノツカイに近縁の深海魚である。食性は肉食性で、クラゲ、イカ、オキアミ、小魚などを捕食する。稚魚は細長く、リュウグウノツカイの稚魚に似ているが、背びれと腹びれが長く伸びないので区別される。味がよく、食用になるため、ハワイや沖縄などでは珍重され、刺身や燻製などで食べられる。身はマグロの身のような色で食味も似ている。
ユーモラスで愛らしいルックスで深海のアイドルとして絶大な人気を誇るメンダコだが、飼育は非常に難しく、水族館でも展示は稀である。タコの仲間ではあるものの、足に広い傘膜がかかってパラシュートのように見える体や、耳のようなヒレなど、食用のタコとは見た目が大きく異なる。
「最も集光能力のある目を持つ生き物」としてギネスブックにも掲載された深海生物。節足動物の仲間でウミホタル科。体は丸みのある透明の殻で覆われ、暗い深海でできるだけ光を集めるため、目が大きく発達した。この目はカメラのF値(絞り値)にすると0.25と非常に優れており、人間の眼の約8倍の集光能力を持つといわれている。
2001年にインド洋の熱水噴出域で発見された巻貝。足の表面が硫化鉄の鱗で覆われているため、鉄の鱗を持つ生物として注目された。スケーリーフット=「鱗を持つ足」と呼ばれることも多い。身体の一部が硫化鉄でできている生物は本種以外には発見されておらず、噴出する熱水に多く含まれる硫化物と金属の成分を取り込んでいると考えられているが、まだそのしくみは解明されていない。
2001年にインド洋の熱水噴出域で発見された巻貝。足の表面が硫化鉄の鱗で覆われているため、鉄の鱗を持つ生物として注目された。スケーリーフット=「鱗を持つ足」と呼ばれることも多い。身体の一部が硫化鉄でできている生物は本種以外に発見されておらず、噴出する熱水に含まれる硫化物と金属成分を取り込んでいると考えられるが、まだそのしくみは解明されていない。
圧倒的な存在感。 ダイオウグソクムシ、待望の復活。
原型制作: KOWkowmark 田辺高憲 杉原亨 企画総指揮:佐藤純也
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