NATURE TECHNI COLOUR MONO
ウミガメにつくように進化。外見は陶器のように白く、ツルツル。付着すると動かないとされるが本種はカメの甲羅の上を少しずつ「移動」する特殊な能力をもつ。周殻の縁に小さなオス(矮雄)がついていたりと、その生態には謎が多い。
淡いピンク色またはオレンジ色がかった赤色の殻をもつ、日本の固有種。ときおり白色の個体がいることが特徴。江戸時代の図譜にも多く描かれている。大型種で食用になり、見た目にも美しいため、効率よい養殖技術の開発が試みられている。近年ショッキングピンクの殻を持つ外来種に押され、全国的に数が減ってきている。
直径4cmほどに成長する大型のフジツボ。周殻は一枚に見えるが、殻は4枚の板(周板)で構成されている。殻の底を紙やすりで削って平にするとスタンプになる。食べられるが、殻が厚いため身が比較的小さい。
雪山のように美しいフジツボ。北東北の太平洋岸の磯や護岸を占有するチシマフジツボは、潮間帯の生物多様性を高めるのに大きく貢献していることが知られている。
潮間帯の中部で普通に見られる。世界遺産・安芸の宮島の鳥居にもついている。青紫の地に白くもりあがった縦の筋がある。同じような色合いのタテジマフジツボは、筋がもりあがらず殻表面はツルっとしている。
日本在来種では最も大型、殻底部の直径は5cm以上に及ぶこともある。食用とされ養殖も行われている。 ※ミネフジツボはA,B,Cの3種を組み合わせることができます。
大きさは3〜4cm、7cmに達するものもいる。見た目の形状が亀の手に似ていることからカメノテと名付けられた。うろこ状の皮をパリっとむくと磯の香り豊かなピンク色の身があらわれる。お味噌汁や塩茹でなどにして食べる。ヨーロッパでも近縁種が食用とされ、断崖絶壁を降りて漁をする欧州のカメノテ漁師は勇敢な職業として一目置かれている。 ※カメノテはA,Bの2種を組み合わせることができます。
半透明で触感はグミのよう。世界的博物学者・南方熊楠はセグロウミヘビの尾先にコスジエボシが付いたものを液浸標本にして生涯大切にした。フジツボの仲間だと見抜いた上で「龍が紫色の玉を持って泳ぐ様子」と形容した。
水深100m以深に生息するため、滅多に目にすることはないが、その洗練された造形美には目をみはる。和名は植物のミョウガに似ていることから。メスより著しく小さい1ミリ前後のオス(矮雄)が体表についていることがある。
発売日:2012年2月上旬 原型制作:松田モデル 企画総指揮:佐藤純也
test