NATURE TECHNI COLOUR MONO
体に葉状の皮弁(ひべん)が発達したヨウジウオの仲間。水深4~30mの小さな砂地が点在する藻場に生息していて、体の皮弁は海藻への擬態と考えられる。エサは小型の甲殻類。メスはオスの尾にある育児嚢(いくじのう)に産卵する。育児嚢は未発達で卵は一見むきだしに見えるが、ひとつひとつがカップ状の器官に収まり、孵化するまでオスに守られる。
日本で見られるタツノオトシゴの仲間では最大になる。やや深場に多く、水深120mで発見されたこともある。近似種とは頭頂に発達する突起の形や尾が長いことなどで見分けられる。黄色から焦げ茶色まで色彩の変異は多い。メスはオスの下腹部にある袋状の育児嚢(いくじのう)に産卵し、オスは卵が孵化するまで守る。小さな甲殻類などを食べる。
発売日:2011年12月上旬 原型制作:田辺高憲 企画総指揮:佐藤純也
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