NATURE TECHNI COLOUR MONO
赤や濃いオレンジ色の背中(前ばね)に7個の黒い紋がおなじみの、身近なテントウムシ。成虫で越冬して春頃から現れ、葉の裏などに産卵する。日当たりのよい草地や畑で見られ、成虫も幼虫も農作物の害虫のアブラムシを食べるので、益虫として利用されることもある。敵に襲われると、足の関節から臭くて黄色い液体を出す。
日当たりのよい草地や畑などでくらす身近なテントウムシで、単にテントウムシとも呼ばれる。黒地に大きな赤紋や赤地に細かい黒紋など、はねの色や模様は同じ種とは思えないほど多彩。成虫で越冬し、成虫も幼虫もアブラムシを食べる。危険が迫ると足の関節から臭くて黄色い液体を出して身を守る。
北米原産のテントウムシで、人間の活動とともに沖縄に入ってきたと思われ、今では沖縄でふつうに見られるようになった。同じく海外から入って来たギンネムという植物につくギンネムキジラミを好んで食べる。灰白色の体に黒い斑点を持つ個性派。他のテントウムシと同様に危険が迫ると足の関節から黄色くて臭い液体を出す。
主に山地に生息する大型のテントウムシ。「雲紋」の名のとおり、赤みのある地色の前ばねには白い輪状紋に囲まれた黒い紋が並び、前胸には白と黒のまだら模様がある。まれに輪状紋のない個体も見られる。大型でよく目立ち、灯火などに飛んでくることもあるが、生態については不明な点が多く、食性などもよくわかっていない。
前ばねは黄色一色で、白い前胸に一対の黒い紋がある小型のテントウムシ。成虫も幼虫も植物の葉に付く「うどんこ病菌」などの菌類を食べるので、農作物の益虫としても重宝がられている。平地から山地までの、サルスベリ、クワ、バラなどの菌に冒された状態の植物の上でよく見られる。敵に襲われると足の関節から臭い液体を出す。
小型のテントウムシで、オレンジ色の地色には12個の白い紋が並び、前胸の左右にも1対の白い紋が入る。よく似たムーアシロホシテントウには、ふつう前胸の紋が4つあるので区別できる。食菌性で、植物に寄生するうどんこ病菌などを食べるため、農家では益虫とされる。危険が迫ると足の関節からくさくて黄色い液体を出す。
発売日:2011年4月 原型制作:クラフト・キリコ 企画総指揮:佐藤純也
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