NATURE TECHNI COLOUR
体形はスマートで背面は青味をおびたオリーブ色、腹面は銀白色で胸鰭の上側に楕円形をした黄色の明瞭な斑紋がある。孵化した仔魚は直ぐに海に硫下し、沿岸部に生息しながら稚魚期は卵黄が完全に無くなる前から水生昆虫などの有機物を食べ始め、成長するに従い藻類だけを食べるようになる。遡上は河川と海の水温が近づく頃に始まるが、琵琶湖には海に下らない陸封型のアユが生息している。
日本固有亜種でイワナの中では分布域が最も広い。東北地方では河口近くまで生息しており、夏でも最高水温15℃以下の河川の上流部や、山間の湖に見られる。側面から腹部には橙色や薄桃色の斑紋が特徴。主食は昆虫だが、カエルや小型のヘビ、ネズミなども食べることがある。
日本固有亜種で、他の亜種より白い斑紋が目立たず、黄色や赤色の斑紋が見られる。夏でも最高水温15℃以下の水域に主に生息している。放流されるニッコウイワナの影響による生息数の減少や遺伝子汚染が問題になっている地域もある。主食は昆虫であるが、カエルや小型のヘビ、ネズミなども食べることがある。
現在では放流により、ほぼ全国で見られるようになった。降海するものをサクラマス、河川に残留するものをヤマメと呼ぶ。流れの清らかな瀬と淵が連続する河川上流域に見られ、体側にはパーマークと呼ばれる円や楕円形の模様が並んでいる。遡上したサクラマスの産卵に、ヤマメの雄が加わることがある。
かつては、ヤマメとアマゴには分布境界線が存在していた。しかし現在はヤマメ、アマゴ両種の無差別の放流により、分布境界線が不明瞭になっている。外観はヤマメに似るが体側に朱点があることで区別できる。中には降海する個体も確認されており、それらはサクラマスと呼ばれている。約1年で成熟するが大きさは生息環境の影響を受けやすい。
天然のものは本来信濃川、利根川以西の本州と四国の吉野川水系、九州に生息するとされているが、現在では琵琶湖産の稚アユに混ざり四国全域、東北地方の一部まで広がっている。雄の方が雌よりも大きくなり、雄は繁殖期に腹部は赤色、体側は鮮やかな緑色の婚姻色に変化する。産卵は流れの緩やかな平瀬の砂礫底で行われ、雑食性で付着藻類や底生動物などを食べている。
河川上流域から河口域・湖沼に生息する淡水型と、海の沿岸部に生息する降海型に分かれる。河川では流れの遅い所や淵などで群れていることが多く、冬には数百匹の群れが見られることもある。水生昆虫や死魚、藻類も食べる雑食性で、産卵期になると腹部が婚姻色で赤くなることから「アカハラ」とも呼ばれている。
カジカ科全てが日本の固有種であり、カジカはその中でも河川陸封型と呼ばれ、きれいな水を好み淡水のみで生活を送る。淡褐色から暗褐色まで変異に富み、鰓蓋の後縁の棘が一本ある。近年ではダムや堰堤により生息地が分断されたり、土砂の流入により産卵場所が少なくなっていることから個体数が減少している。
琵琶湖産の稚アユの放流に混ざり全国各地に自然繁殖している。ヨシノボリ類の中では最も地域差、個体差が激しく、近年では橙色型・偽橙色型・宍道湖型・縞鰭型に分けられている。体色の違いだけでなく、第1背鰭が長さが異なる個体など同一種とは見えないものも多く見られる。雄が石の下に巣をつくり、そこに雌を誘い込み産卵し、孵化した仔魚は湖沼に流下した後に底生生活を行いながら成長する。
発売日:2011年8月 原型師:KOWkowmark 企画総指揮:佐藤純也
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