NATURE TECHNI COLOUR
体長は2~5センチメートル程で、通常メスの方が大きい。前足に4本、後ろ足に5本の指があり、全ての指先に丸い吸盤がある。この吸盤のおかげで枝から枝へ飛び移ったり、ガラスの垂直面に張り付くことができ、立体活動はとても巧み。夜には人家の窓や自動販売機の照明前にも現れあかりに集まる昆虫を捕食する姿を観察することができる。また皮膚から出ている粘膜には刺激性の物質が含まれており、細菌から身を守る役割があると考えられている。
ニホンヒキガエルは日本の固有種である。本種を含むヒキガエル類は水域依存性の極めて低い両生類であるため 成体は繁殖の際を除いて水域から離れたまま暮らす。環境への適応力が高いため都市化の進行にも強い抵抗力を示し、東京の都心部や湾岸地域でも生息が確認されている。主に夜行性であり昼間は石や倒木の下で休んでいることが多い。採餌はややひらけたところで行われアリや地表性の甲虫などの昆虫類、ミミズや蜘蛛類などを食べる。
日本固有種。山地の渓流や湖、その周辺にある森林などに生息する。嗚き声がとても美しく、その美しさは夏の季語として和歌の題材となるほど。江戸時代には河鹿籠と呼ばれる専用の籠で飼育され、その嗚き声を楽しんでいた。「河鹿(かじか)」の名は嗚き声がオスの鹿の嗚き声に似ていることから付けられた。オスは水辺にある石の上などに縄張りを形成し、繁殖音をあげる。この美しい嗚き声が聞こえるのは繁殖期の4月から7月くらいまで。嗚き声を耳にできるのは夕方から明け方までである。
オキナワイシカワガエルは日本の固有種。緑色の地に金紫色の斑紋を持ち、近縁のアマミイシカワガエルと並び、日本一美しいカエルと言われることが多い。普段は渓流沿いの岩上で昆虫などを食べて暮らしている。あまり動かずじっとしていることが多く渓流の岩に生えたコケの上にいると全く目立たない。分類上の謎が多い不思議なカエルで、 本種に近い仲間が見当たらず、 近縁種が絶滅したのか現在の生息地で独自に種として独立したのかよくわかっていない。
北海道に広く分布するアカガエル。ヤマアカガエルの近縁種。外見は似るが嗚き声がやや高く「ニャァァッニャアアッ」とウミネコのような声で連続して鳴く。四肢が短くずんぐりした体型。平地や湿地、森林や高山など様々な環境に生息する。肉食性。繁殖期は雪解け直後の4~7月。産卵場所は湿地や水たまりなどの浅い止水。11月から4月の冬期は水底で冬眠する。
跳躍力が高く、水中に逃げるとその場でじっと身を潜めていることが多い。肉食性。繁殖期は4~7月「グゲゲゲッグゲゲゲッ」と連続して嗚きながらメスを待つ。トノサマガエルと似ているため混同されているがダルマガエルの基亜種。
両生類ファンの度肝を抜いた伝説的アイテムの中から厳選した6種類がリニューアルして特装版として復活!台座にそれぞれの生息域を表現したモチーフを配置しており、よりリアルに生態を学ぶことができます!今作ならではの姿を是非お楽しみください!
監修:豊平両生爬虫類研究所原型制作:KOW企画総指揮:佐藤純也
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