NATURE TECHNI COLOUR
目の後ろにある赤いすじが特徴。本来は北米に生息する種だが、ペットとして日本に持ち込まれ、日本各地の河川、湖沼に放たれ帰化している。雑食性だが動物食傾向が強い。他のカメ類の卵を食べる習性もあり在来のカメとの競合のみならず、卵捕食による影響も強い。「条件付特定外来生物」指定され、野外への放出、輸入、販売、購入、頒布等を許可なしに行うことが禁止された。
背甲が丸く、腹甲に蝶番があり、蓋のように閉じることが名前の由来。天然記念物。主に森林に生息する陸棲のカメだが、水たまりに浸かることもある。蓋が閉まる甲羅は、四肢、頭、尾を納め外敵から身を守るためだと言われていたが、最近では体の水分の蒸発を防ぐためだとも考えられている。近年沖縄本島でも確認されているが人為的に持ち込まれたものとされている。
原始的な形態をした陸棲のカメ。日本固有種。1975年には国の天然記念物に指定された。赤みの強い頭部に赤や黄色の隈取りのような模様が鮮やかで美しい。近年人為的に持ち込まれたセマルハコガメとの交雑種が見つかり遺伝子汚染が危惧されている。
アカウミガメの英名「Loggerhead」は「丸太のように大きな頭」を意味する。他のウミガメ類と比べ、頭が大きく頑丈で、下顎の発達が著しい。アカウミガメにとって日本列島は北太平洋の重要な繁殖地で、徳島県美波町や静岡県御前崎市の砂浜はアカウミガメの産卵地として国の天然記念物に指定されている。卵から孵化した幼体は太平洋を横断しメキシコのカルフォルニア半島沖まで回遊すると考えられているが、ある程度の大きさになると沿岸域で生息するようになる。CITESの付属書Ⅰ類に記載された国際希少野生動植物種。
「アオウミガメ」の名は体脂肪が青色であることに由来するが、これは主食の海藻類の色が脂肪に反映されるからだと考えられている。幼体は孵化すると、明るい海を目指して砂浜を歩き、海に入ると初めは波に逆らって泳ぐ。その過程で地磁気を感じ取り生まれた場所を記憶する。このように定位の情報源を切り替えることにより長い間海を回遊した後も、自分の故郷の砂浜に帰ってこられるのである。CITESの付属書Ⅰ類に記載された国際希少野生動植物種。
英名のHawksbillは「鷹のような嘴」の意味。発達した嘴と、色鮮やかで美しい模様の背甲が特徴の希少種。鼈甲細工の材料や剥製目的で密猟の危機に晒され続け、珊瑚礁の荒廃もあり絶滅の危険がある。CITES付属書Ⅰ類に記載の国際希少野生動植物種。
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監修:豊平両生爬虫類研究所原型制作:KOW企画総指揮:佐藤純也
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