ネイチャーテクニカラー400
大きなものでは20m、60tにもなる大型のクジラで、長く大きな胸ビレと上下の顎にあるフジツボに覆われた瘤状の隆起が特徴。海洋地域毎に集団でまとまって移動し、夏は極圏で主に捕食活動、冬は温かい海域まで移動し出産・繁殖・子育て、また春になると極圏に移動という回遊生活を送っている。テールスラップ(尾びれで水面を打つ)、ヘッドスラップ(頭で水面を打つ)、スパイホップ(偵察のため水面から頭を出す)など様々な行動をする。
北極から南極まで世界規模で分布している世界最大級の動物であり、巨大な頭部形状が特徴。 多くは深海沖に生息しており、雌と子は母系の集団で暮らすこともある。 雄は高緯度の寒流域にも現れるが、雌と子が暖流域の外に出ることは滅多にない。 日本では小笠原諸島近海に雌と子の群れが定住し、知床半島近海には雄が見られる。 また、古代から交易で珍重されてきた「龍涎香」の正体がマッコウクジラの腸内でごくまれに形成される結石であることは広く知られているところだ。
背は黒く、腹は白色の体色、両目の上方にアイパッチと呼ばれる白い模様があるのが最大の特徴。 現時点では一種として扱われているものの、少なくとも南極海だけで3タイプに分化しており、食性やサイズが異なる。 好奇心も旺盛で非常に活発な動物であり、ブリーチング(海面へ自らの体を打ちつけるジャンプ)、スパイホッピング(偵察のため頭部を海面に出す)など、多彩な行動が観察される。 泳ぐ速さは時速50kmに及び、ハンドウイルカと並び最も速く泳ぐ哺乳類の一つ。
最も良く知られたイルカの一つであり、外洋から沿岸などに生息している。一見ほぼ全身灰色に見えるが、背びれの先端の辺りの濃い灰色から腹面にかけての明るい灰色にまで変化があり、腹部は白っぽい。この配色は、水中を泳いでいる時に上方向からも下方向からも見分けづらい。英名のBottlenoseは上下の吻が大きく突出していることを表しているが、実際の鼻孔は頭の上の噴気孔に位置している。口角が上がっているため角度によって笑顔のように見えることや人なつっこく好奇心が旺盛な性格から、海のアイドルとして水族館でも人気者だ。
頭部、胸びれ、背びれ、尾びれは黒く、喉と胴の大部分は白色、と非常に特徴的な体色をしており、黒白2色の境界は非常にはっきりしている。体型は寸詰まり気味で、見た目の印象がジャイアントパンダに似ているため「パンダイルカ」と呼ばれることもある。種小名のcommersonii及び英名のCommerson's Dolphinはフランスの生物学者であるフィリベール・コメルソンに由来するもの。非常に活発に行動するイルカで、海面を高速で泳いだりジャンプしたりする様子が頻繁に観察される。海岸の近くでは波乗りをするかのような行動も見られ、高速で移動する船を追いかけたりする好奇心の強いイルカである。
広く知られる別名「ベルーガ」とはロシア語で「白い」の意で、丸く柔らかい前頭部が特徴的。 ハドソン湾、グリーンランド、アイスランド北岸、ノルウェー北岸などの北極海地域、ベーリング海北部、オホーツク海、クック湾、セントローレンス湾などに断続的に分布する。 非常に社会的な動物であり、同世代の同性で群を成して行動する。 水族館で展示されたクジラとしては最初の種の一つ。
原型制作:KOWkowmark 原型制作協力:真鯱企画総指揮:佐藤純也
test