NATURE TECHNI COLOUR
陸上最大の草食動物。長い鼻と大きな耳を持ち、長生きで知能が高いことでも知られている。ゾウ科の中でもアフリカゾウは最大の種で、体長は7.5mにも及ぶ。一つの群れは10~50頭で構成されており、その全てが血の繋がったメスでできている。社会性が高く、生まれたばかりの子ゾウは母親や群れのメス達から、群れのルールなどを教えられながら育つ。群れに残るのはメスのみで、オスは生後12~16年で群れを離れ、単独で過ごす。
ウシ科でやや大型の草食動物。主に草や多肉植物を食べる。通常は5~10頭ほどの群れで生活をしているが、シマウマなど他の草食動物と行動を共にすることも多い。乾季には、食料の草を求めて数万頭にもまとまり、大移動を行うこともある。
インパラは、水辺のサバンナや低木林などに生息する中型レイヨウの一種。日中は木陰の下で暮らしている。通常30~50頭の群れを形成しているが、その中でオスは1頭のみで他はメス。群れを持つことができるのは強いオスのみで、あぶれたオスはオス同士で群れをつくる。 天敵はライオンやチーターなど。見張りのインパラが敵を見つけると鳴いて危険を知らせ、群れ全体でバラバラに飛び跳ね、相手を混乱させた隙に逃げ出す。インパラの走行速度は時速60kmに達し、捕らえるのは容易なことではない。
ネコ科に分類される肉食の動物でトラと並ぶ大型種。ライオンには他のネコ科とは生態が異なる点が多く、ネコ科の多くが単独で行動するのに対し、唯一ライオンのみが「プライド」と呼ばれる群れをつくって行動している。雌雄で見た目が異なるのもネコ科には珍しく、役割も異なる。子育てや狩りはメスが行い、オスは群れを守るのだが、オスが狩りを行なわないのは防衛の体力を温存するためともいわれている。
ハダカデバネズミは哺乳類では珍しい真社会性動物で、ハチなど一部の昆虫のようなコロニーを形成し生活する。ひとつの巣穴には平均75~80匹程度おり、女王と王様だけが繁殖を行い、他の個体は食料の調達や巣の防衛などを行う。
発売日:2019年3月
監修:豊平両生爬虫類研究所 原型制作:KOWkowmark 企画総指揮:佐藤純也
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