NTC MONO+ キノコ ソフトマスコット２

赤と白でよく目立つキノコ。生え始めは白い被膜に包まれているが、やがて被膜を破り赤い傘が現れる。傘の白いいぼや柄の根元のつぼは被膜の名残。北半球の温帯に分布し、特にシラカバ林に多い。強いうまみ成分を持つが、食べると精神錯乱や幻覚が起こる毒キノコ。バイキングはそれを利用し、ベニテングタケを食べて戦いにのぞんだという。

初心者でも見分けやすい食用キノコで、韓国や中国など、アジアの極東地域に分布する。ヨーロッパには、近縁だが別種のセイヨウタマゴタケが発生する。共生相手の樹木近くの地面からよく生え、生え始めは白い被膜（ひまく）につつまれたボール状の姿だが、やがて被膜を破って赤い傘が現れる。柄にまだら模様があるものと、ないものがある。

扇形やへら形の傘を幾重にも重ねるキノコ。現在は栽培品がふつうに売られているが、少し前までは天然ものを採集するしかなかった幻のキノコで、見つけると舞い上がって喜んだことが名前の由来という。北半球温帯以北の広葉樹林に見られ、特にミズナラの根元に多い。傘の裏にはひだはなく、たくさんあいている小さな孔から胞子を散布する。

傘に灰色や淡褐色のいぼが点在するキノコ。加熱しないと胃腸系、神経系の中毒が起こる。漢字で「雁茸」と書くのは、傘の赤っぽい茶色が鳥のガン（雁）の羽のようだから。学名のrubescensは「赤くなる」という意味で、肉は傷つくとゆっくり赤褐色になる。北半球温帯以北に分布し、針葉樹林や広葉樹林の地面によく生えている。

全体がレモン色の細かい粉に覆われたキノコ。幼菌の時は傘を閉じマッチ棒の様な姿だが、成長すると華奢で透明感のある大きな傘を開く。熱帯、亜熱帯に分布し、日本では沖縄や小笠原で見られる。地中に埋もれた材木やわらなどから生える。食毒は不明。

輝くような純白の色と長い柄が特徴のキノコ。細胞を破壊する毒を持ち、1本食べれば死亡することもあるため、欧米などの英語圏ではDeath Angel「死の天使」とも呼ばれる。食後、数時間ぐらいで激しい嘔吐などが始まり、その後、数日から1週間で黄疸が現れ、内臓から出血して死に至る。つばより下の柄に粗いささくれがあるのが特徴。北半球にふつうに見られ、広葉樹林や針葉樹林の地上に生える。

成長すると黄色い網目状のベールを広げるキノコ。「キノコの女王」として知られるキヌガサタケと近縁で、こちらも臭いにおいの粘液に頭部がおおわれている。このにおいでハエなどを誘って胞子を含む粘液を食べさせ、胞子を分散させる。暖地の雑木林の地面から生え、日本の宮崎、広島、徳島、京都で発生が知られている。食毒は不明。

「三鈷」という仏具に似ているキノコ。しかし、腕の数は3本から6本までの間で幅がある。初めは白いボール状の被膜でつつまれていて、やがて被膜を破って腕を伸ばす。腕は頂部でつながり、内側についている臭い粘液でハエなどを誘う。北半球やオーストラリア、ニュージーランドに分布し、地面に落ち葉が堆積しているようなところに多く生える。食毒は不明。