SCIENCE TECHNI COLOUR
南極に生息する大型のペンギン。肉食。ペンギンの中では最も大きく、平均体長は約115㎝、体重は最大40Kgにも達する。身体能力も他のペンギンより優れており、水深560m近く、20分以上潜水することが観測されている。耳から胸にかけての鮮やかな黄色の斑点と、胸の上部にある薄い黄色の模様が特徴。過酷な子育てを行うことでも知られており、冬の氷原で繁殖を始め、卵を1つだけ産むと、メスは約2ヶ月ほど狩猟の旅へ出る。その間、オスのペンギンは何も食べずに産まれた卵を温め続けるため、ヒナが孵化する頃には体重が40%以上も減少するという。
南極に生息する中型のペンギン。肉食。水深約90メートルくらいの深さまで潜り、オキアミや魚、イカなどを捕食する。観測によると水深180メートルまで潜ることも可能だとされている。頭部と背中が黒い羽毛で覆われ、目の周りは白くアイリングのようになっているのが特徴。くちばしの根元から先端近くまで羽毛でおおわれているため、くちばしは短く見えるが、目の前まで口が開く。見た目の愛らしさからキャラクターのモチーフにされることが多い。コウテイペンギンと異なり、繁殖期は春。
樺太犬の兄弟、タロとジロは第一次南極観測隊に同行し越冬した。だが入れ替わりの二次隊「宗谷」が悪天候により昭和基地に近づくことができず、やむをえずタロジロを含む樺太犬15頭は冬の南極に取り残されることになってしまう。生存が絶望視された樺太犬たちだったが、翌年の第三次隊により2匹の生存が確認されると日本中に衝撃と感動をもたらした。奇跡の生存であった。
南極大陸内陸部で活躍している雪上車は、調査用に開発された寝泊まりが可能な型をはじめ、南極大陸上の航空機滑走路の整雪・除雪等を目的としたブレード車、そりへの荷下ろしなどに使用されるクレーン車など、多種多様である。
南極大陸は特殊な環境下にあることから、未知の自然現象が多数存在しているため、自然科学研究上欠かすことのできない場となっている。そのため世界中から科学者や研究者たちが集まり、オーロラなどの気象、地質、生物の科学的調査および観測を行っている。 南極大陸の夏期には、真夜中になっても太陽が沈まない気象現象「白夜」が観測できる。「白夜」の期間は緯度により異なり、昭和基地では約45日間続く。冬期にはその逆で太陽が昇らない「極夜」が観測でき、期間は「白夜」とほぼ同じく、約40日間前後続く。
「しらせ」の名前の由来は、昭和基地近くを流れる「白瀬氷河」からきている。命名は公募に中よって行われ、その他の候補には「さくら」や、「やまと」などが挙がっていたという。現在就役中の2代目の艦名も公募を行い、先代の名を引き継ぎ「しらせ」と名付けられた。「しらせ」の旅路は長く、毎年11月初旬に東京を出航し約2週間をかけて、オーストラリアのフリーマントルに寄港する。観測隊と物資を乗せ、12月に「昭和基地」にほど近いリュツォ・ホルム湾に到着すると、物資の輸送などを行い、帰路には昨年の越冬隊を乗せて日本へ戻っていく。
基地の名称は建設された時代の元号「昭和」にちなむ。日本は昭和基地の他にも、みずほ基地、あすか基地、ドームふじ基地の計4つの調査基地を保有している。
地図は北を上して描かれるものが多い。しかし、南極点からみるとどの方向も北になるため、南極大陸の地図は東経90°が上になるものなど、いくつかのバリエーションが存在する。
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製作協力:日本極地研究振興会 企画総指揮:佐藤純也
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