• 【ニホンカモシカ】

    • Capricornis crispus / ほ乳類・ウシ目ウシ科
    • ニホンカモシカ
    • 21
    • ニホンカモシカ
      体高:68~72㎝
      体重:30~50㎏
      生息環境:本州・四国・九州の山岳地帯
      主食:木の葉や芽、草の葉など
    • つくったひと:KOW
    • 日本固有種で単にカモシカともよばれる。やや標高の高いブナなどの落葉広葉樹林地帯に、1頭もしくは母子でくらす。朝夕は活発に動いて木の葉などを食べ、日中は茂みの中で一度飲み込んだ食べ物を口に戻してかみ直す「反すう」を行いながら休息していることが多い。オスとメスはそれぞれ縄張りをもち、ふだんは別々に生活し10~11月の繁殖期だけペアになる。メスは4~8月に子どもを1頭産み、約10か月間は母子で過ごす。角はオスにもメスにもあり、生後2か月くらいから生え始める。毛皮、角、肉を目的とした乱獲によって数が減り、1955年に特別天然記念物に指定された。その後保護により数が増えたが、増えすぎによる森林被害も発生している。
    • 【スズメ】

    • Passer montanus / 鳥類・スズメ目ハタオリドリ科
    • スズメ
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    • スズメ
      全長:14〜15㎝
      翼開長:約22.5㎝
      体重:20~25g
      生息環境:人家周辺、農耕地など
      主食:草の種子、昆虫など
    • つくったひと:杉原亭
    • 人が住んでいる場所に生息する、もっとも身近な鳥。人が住まなくなった場所ではスズメも姿を消すと言われるが、都市部でも巣をつくれる場所が減ったことで、スズメの数が減り続けている。人家の近くを飛び回って食べ物を探し、夜は林や竹やぶなどで眠る。きれい好きな鳥で、体を清潔に保つため、水浴びだけでなく砂浴びもする。春から夏にかけて、人家の屋根裏や瓦のすき間などに、枯れ草などを敷きつめて巣をつくり、繁殖をおこなう。主食は草の種子だが、繁殖期はヒナのために昆虫をよく捕る。桜の花をがくごとくわえ取って蜜を吸うこともあるため、桜の花が花びらの付いたまま丸ごと落ちていたら、それはスズメの仕業かもしれない。
    • 【オオクワガタ】

    • Dorcus hopei binodulosus / 昆虫類・甲虫目クワガタムシ科
    • オオクワガタ
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    • オオクワガタ
      全長:メス25〜47㎜、オス22〜77㎜
      生息環境:北海道から九州の雑木林など
      主食:クヌギやコナラなどの樹液
    • つくったひと:木村和未
    • 日本に生息するクワガタムシの中で最大級の大きさを誇り、最も人気がある種。かつては「黒いダイヤ」と呼ばれ、高値で取引されていた。頭部も体も幅広でがっしりしていて、黒くてつやがある。あごの大きさは、成長時の環境で大きく異なる。平地の雑木林の、シイタケ栽培用の台場クヌギと呼ばれる樹木などを好んですむ。非常に警戒心が強く、昼間は隠れてなかなか見つけることができないが、夜になると出て来てブラシ状の小あごでクヌギやコナラなどの樹液をなめる。寿命が長く羽化してから3年以上生きるものも珍しくない。5月から9月に現れ、冬は朽木の中などで越冬する。今でも愛好家が多く飼育・繁殖技術も発達しているので種としての絶滅の心配はないが、野生のものは乱獲と生息地の開発で数が激減し、2007年に絶滅危惧Ⅱ類に指定された。
    • 【ミスジマイマイ】

    • Euhadra peliomphala / 腹足類・マイマイ目オナジマイマイ科
    • ミスジマイマイ
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    • ミスジマイマイ
      殻高:1,9〜2,2cm 殻径:約3.4~3.7㎝
      生息環境:関東から長野、静岡までの
      民家の近くや林など湿った場所
      主食:コケや木の葉など
    • つくったひと:常川太一
    • 関東地方でもっともふつうに見られる日本固有種のカタツムリ。日本産カタツムリのなかでは大型種で、大きな殻は右巻きで5~6層に巻く。外側の殻に暗褐色の縦線が3本入っていることが名前の由来だが、1~2本しかないものやまったく縦線の入っていないものまで固体の変異が大きい。体の背中にも黒っぽい線が目立つ。しめった環境を好み、家の庭先や林、山野などの木の上で暮らし、やすり状の歯舌でコケなどを削り取るようにして食べる。繁殖期は4~10月。
    • 【アユ】

    • Plecoglossus altivelis / 魚類・キュウリウオ目キュウリウオ科
    • アユ
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    • アユ
      全長:15~25㎝
      生息環境:北海道から沖縄の河川や湖、海
      主食:コケなどの藻類
    • つくったひと:KOW
    • 関東地方でもっともふつうに見られる日本固有種のカタツムリ。日本産カタツムリのなかでは大型種で、大きな殻は右巻きで5~6層に巻く。外側の殻に暗褐色の縦線が3本入っていることが名前の由来だが、1~2本しかないものやまったく縦線の入っていないものまで固体の変異が大きい。体の背中にも黒っぽい線が目立つ。しめった環境を好み、家の庭先や林、山野などの木の上で暮らし、やすり状の歯舌でコケなどを削り取るようにして食べる。繁殖期は4~10月。
    • 【ケガニ】

    • Erimacrus isenbeckii / 甲殻類・エビ目クリガニ科
    • ケガニ
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    • ケガニ
      甲長:10~15㎝
      生息環境:北海道から房総半島までの太平洋と能登半島までの日本海の海底
      主食:甲殻類や小魚など
    • つくったひと:田辺高憲
    • 北海道沿岸など冷たい海の水深30~200mの砂泥底に住むカニで、別名オオクリガニともいう。全身が小さなとげと固くて短い毛で覆われていることからこの名がついた。脚が短いずんぐりした体形で、メスの甲羅はオスよりやや幅広く円形に近い。重要な水産資源で主産地は北海道と岩手県だが、漁獲量が激減しているため一隻の漁船が使用できるかごの数まで管理されている。傷つけずに生きたまま捕獲できる「カニかご漁」という漁法限定で、甲長8㎝以上のオス以外は放さなければいけない。
    • 【ソメイヨシノ】

    • Prunus yedoensis Matsumura / バラ目バラ科
    • ソメイヨシノ
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    • ソメイヨシノ
      樹高:8~15m
      花の時期:春
      花の大きさ:3.4~4.4㎝
      分布:日本全国
    • つくったひと:吉敷麻里亜
    • 野生のオオシマザクラとエドヒガンとの雑種で、栽培品種の代表格。日本には野生で約10種、栽培で300品種以上のサクラがあるといわれているが、日本で見られるサクラの木の7~8割はソメイヨシノが占めるという説もある。しかし、その歴史は意外に浅く江戸時代後期に江戸染井村(現在の東京都豊島区駒込周辺)の植木屋で売り出され、明治時代になって全国に広がった。種からではなく接ぎ木などで増やされる。そのため全てのソメイヨシノの木は遺伝的には同じ個体、つまり「クローン」とされている。
    • 【富士山】

    • Fujisan / 活火山
    • 富士山
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    • 富士山
      標高:3,776m
      体積:約1,400km3
      年間登山者:30万~32万人
      山開き:7月1日〜10日頃
      山じまい:9月中旬
    • つくったひと:松田モデル
    • 日本でもっとも高い山で、2013年に世界文化遺産に登録された。山としての富士山ができはじめたのは約40万年前で、太平洋プレートなどの移動にともなって火山活動が活発になったことによる。以来、噴火を繰り返しながら高くなっていったが、一貫して現在の富士山が高くなっていったわけではない。最初に先小御岳火山という火山ができたあと、それをおおうように次の小御岳火山ができ、さらにその上に古富士火山がそびえ、そして約1万年前に現在の富士山が現れた。もっとも最近の噴火は江戸時代の1707年の宝永噴火で、このときできたのが南西の斜面の宝永火口だ。以来300年以上噴火していないが、GPSを利用するなどして火山活動の監視・観測が行われている。
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